Streetlight Brewing
Beer Cha(ビア茶)
Beer Cha(ビア茶)
札幌のど真ん中、東西13ブロックを貫く「大通公園」。ここがなかったらと思うとゾッとするほど、札幌の街の魅力を引き出してくれている超絶アイコンです。テレビ塔、木々、花々、噴水、遊具、とうきびワゴン…各ブロックに個性豊かな景観がありますが、共通しているのはベンチがたくさん並んでいること。これらのベンチにまつわる個人的な思い出は、幼少期から現在まで、少し振り返っただけでも大量に押し寄せてきます。ベンチっていいですよね。Streetlight前にも設置したいなぁ。
さて、この大通公園のベンチは大半が木製のため、時とともに塗料が剥がれてカサカサになってしまいます。美しく長生きしてもらうためには、再塗装が必須なんですね。それを自分たちでやってしまおうと、2014年から関係各所の許可を得て塗り塗りしている「Sapporo Wood Repainters」というチームが存在します。毎年春・秋に1回ずつ1ブロック分というペースで、一度は全ブロックの再塗装を完了。その後、コロナ禍もあって中断していたものの、昨年から2周目がスタートしています。
全然ビールの話になりませんが(汗)、もう少し続けます。ベンチに塗っている色は、美しく調和した街並みづくりのために開発された「札幌の景観色」という70色のカラーチャートからピックアップされたもの。各色には「氷柱(つらら)」「ライラック」「蝦夷(えぞ)りす」「ペチカ」など、札幌の風土・文化に根ざした色名がつけられています。再塗装1周目は各ブロックごとに色を変えていましたが、2周目は全ブロックを通して1色に統一するのだとか。それが「ビア茶」という色。札幌は日本人の手による国内初のブルワリーが立ち上がった街ということで、アンバーラガーのような茶色が「ビア茶」と名づけられたのだそう。
街を愛するRepaintersのDIY精神へのリスペクト、そしてこの色名に込められたストーリー、これはもうコラボさせていただくしかない! ということで、アンバーラガー【ビア茶】がここに誕生しました。お茶は一切入っておりません。8種のホップを細やかなスケジューリングで投入し、ウッディ、パイニー、その他多様なアロマがモルトの旨みと共存するホッピーアンバーラガーに仕上がりました。DIY後のひと休みに、爽やかにのどを潤してくれることでしょう。
品目:ビール
ABV:4.5%
原材料名:大麦麦芽(ドイツ製造、イギリス製造)、ホップ
リリース:2025年4月
賞味期限:2025年10月
